この記事を読めばハクビシンが家のどこから入ってくるのか、そして再侵入を防ぐための具体的な方法がすべてわかります。
「夜中に天井からドタドタ音がする」
「屋根裏から獣のにおいがする」
そんな経験、ありませんか?
もしかしたら、すでにハクビシンが家に入り込んでいるかもしれないんです。でも、どこから入ってくるのか分からないと塞ぎようがないですよね。
「まさかここから入るとは」
と家主さんが驚く侵入経路が実はかなり多いんです。
屋根裏に入るハクビシンのほとんどは人間が気づかない小さな隙間を巧みに利用しています。
ハクビシンが入れる穴の大きさとは
まず基本的なことを押さえておきましょう。ハクビシンがどれくらいの穴から入れるのか、知っておくとチェックするときに役立ちます。
直径9cmが目安
ハクビシンは直径9cm(円形)または8cm四方の隙間があれば体を押し込んで侵入できます(農研機構の実験データより)。
これ、人間の拳よりも少し小さいくらいのサイズなんですよね。
「こんな小さな穴から?」
と驚く方も多いですが、ハクビシンは体が非常に柔軟なので骨格の構造的にスルッと入れてしまうんです。
「大丈夫そうな穴」が実は危ない
正直、最初は私も「この穴じゃ入れないだろう」と思っていたケースが何度かありました。
ところが調べてみると、しっかりそこが侵入口になっていた、
なんてこともあって直径10cm前後の穴は、外壁のひび割れや換気扇周りに意外と存在しているものなので、甘く見ないほうがいいです。
特にプラスチック製の網やカバーは噛み壊されることもあるので要注意。
ハクビシンの主な侵入経路10箇所
ハクビシンが実際によく使う侵入経路を発生頻度の高い順に解説していきます。
地面付近だけ塞いでも意味がない理由も読めばきっとわかりますよ。
①屋根の重なり部分(最多!)
侵入経路として一番多いのが、屋根の重なりによる隙間です。
特に瓦屋根の古い住宅では、屋根同士が重なり合った部分にぽっかり穴が開いているケースが珍しくありません。
瓦がズレたり破損したりすると下地が雨風にさらされて劣化が進み、やがてハクビシンが入れるほどの穴になることもあります。
屋根の上なんて普段チェックしませんよね。
だから長年気づかれずに使われ続けることが多いんです。これ、ちょっと怖い話だなと思いました。
②軒下(のきした)の隙間
軒下とは屋根の端が外壁よりも張り出した部分の裏側のことです。
ここもハクビシンの侵入経路として非常に多い場所。
外壁と屋根の「取り合い部分(境目)」に隙間ができやすく、築年数が経つほどコーキングが劣化して広がっていきます。
実際に現場でもよく見かけるんですが軒天(軒下の板)が経年でブカブカになっていて、ハクビシンがそこをめくって出入りしているケースも少なくないです。
③外壁のひび割れや配管の貫通穴
外壁にできたひび割れや電気配線、配管工事後に残った穴も見落とせません。
特に増改築を行った部分の継ぎ目は要注意で、少しの隙間がそのまま残っていることがよくあります。
外壁の二重構造になっている家では外壁から内壁の間の空間を伝って屋根裏まで上がってくるルートが想定されます。
構造上の死角を利用されているわけで発見しにくい理由もそこにあります。
④床下換気口(通気口)
地面近くにある床下の換気口もけっこう定番の侵入経路なんです。
建物の基礎部分に設けられた通気口は金属製の柵やカバーがついていることが多いですが、経年劣化で外れていたり、柵と基礎のあいだに隙間が空いていたりします。
床下に入ったハクビシンがそのまま壁の内側を登って屋根裏まで侵入するルートも確認されています。
床下から屋根裏まで一気に繋がっているわけですから、地面付近だけをケアしても不十分だと言えますね。
⑤エアコン配管の穴や換気扇の排気口
エアコンの配管が通る壁の穴も見逃せません。
施工時に開けた穴の周りに隙間が残ることがありますし、コーキングが劣化して広がっているケースもあります。
キッチンや浴室にある換気扇の排気口もまたハクビシンが稀に侵入口にすることがあります。
「まさかエアコンの穴から?」
と思うかもしれませんが、ハクビシン的には入れる穴はとにかく試すので油断は禁物です。
⑥雨どい(登攀ルートとして)
雨どい自体が侵入口というよりも屋根に到達するための「はしご」として使われます。
垂直の雨どいをするすると登って屋根まで上がり、そこから隙間を探して侵入するんですね。
動画でも確認されており、けっこうあっさり登れてしまうので驚きます。
雨どいが壁に近い構造の家は特に要注意で、ハクビシンにとっては登り放題の環境になっています。
⑦電線を伝う綱渡りルート
意外と知られていないのが電線を伝って移動するルートです。
ハクビシンは綱渡りも得意で隣家から電線をつたって屋根に到達することがあります。
都市部でも山間部でも見られる行動パターンで、電柱や電線が集中しているエリアでは特にリスクが高いかもしれません。
まあ、電線は自分で対処するのが難しい部分ではあるんですが…。
⑧庭木から屋根への飛び移り
庭に植えられた木がある場合、ハクビシンにとっては屋根への足がかりになります。
木登りが得意なので近くに木があるだけで侵入リスクが上がります。
屋根に枝が届くくらい成長している場合は定期的な剪定が効果的な予防策になりますよ。
個人的には「庭木の手入れ=ハクビシン対策」という発想は盲点だなと感じます。
⑨増改築部分の継ぎ目
古い家に新しい部屋を増築した場合、元の建物と新しい部分の継ぎ目に隙間ができやすいです。
新築時はきれいに仕上がっていても、時間が経つとコーキングが劣化、収縮して隙間が生まれます。
リフォーム後に急にハクビシンが現れたというケースはここが原因のことが多いんです。
⑩壁内を登るルート(床下→屋根裏)
少し特殊なルートですが床下から壁内に入り込み、そのまま壁を伝って屋根裏まで上がるケースも確認されています。
二重壁の家や配管スペースが壁内に通っている構造の家で起こりやすい侵入パターンです。
外からチェックしても痕跡が見えにくいので発見が遅れがちです。
侵入経路の見つけ方
侵入経路がたくさんあることはわかった。でも、実際に自分の家のどこから入っているのか、どう探せばいいか。そこを解説します。
高所も必ずチェックする
ハクビシンの侵入口を探す際は地面付近だけでなく、2階の屋根などの高所も入念に確認する必要があります。
多くの方が「地面から入ってくる」とイメージしがちですが実際には屋根周りからの侵入がかなり多いんです。
ハシゴで屋根に上って確認するか業者に依頼するのが確実です。
痕跡を手がかりにする
足跡や糞、毛やなめくじ状の泥の跡などがあれば、そこが侵入口に近い場所の可能性があります。
特に通気口や換気口周りに足跡がないか確認してみましょう。
侵入口周辺には毛が引っかかっていることも多いので、注意深く見てみてください。
築年数が古い家ほどリスクが高い
築30年以上の木造住宅では各所の劣化が進んでいる可能性があります。
コーキングの劣化、瓦のズレ、木材の腐食などがすべて侵入リスクに直結します。
「うちはまだ大丈夫」と思っていても案外どこかに隙間が開いているかもしれないんですよね。
侵入経路の封鎖方法
見つけた侵入経路はしっかり封鎖しないと何度でも再侵入されます。ここでは具体的な方法をお伝えします。
まず完全に追い出してから塞ぐ
これが最重要ポイントです。
ハクビシンが家の中にいる状態で出入り口を全部塞いでしまうと中で死んでしまったり、内側から壁を壊されたりするリスクがあります。
忌避剤や燻煙材で追い出した後、出ていったことを確認してから封鎖作業に移ってください。
パンチングメタルが定番
穴の封鎖にはパンチングメタル(金属製の板)が使われることが多く、ホームセンターでも入手できます。
金属用ハサミで好きな形に切り、ビスやコーキングボンドで固定します。
プラスチック製のカバーはかじられることがあるので金属素材を選ぶのが安心です。
隙間はモルタルやシリコンで
換気口周りや配管の貫通部など細かい隙間はシリコンコーキングやモルタルで埋めるのが有効です。
ただ換気が必要な部分は完全に塞いではいけないので、金網を組み合わせて使うのが理想的です。
まとめ
- ハクビシンは直径9cm程度の隙間から侵入できる(農研機構データ)
- 侵入経路で最も多いのは屋根の重なり・軒下周辺
- 床下換気口やエアコン配管穴、換気扇排気口も見落とせない
- 雨どいや庭木、電線が「登攀ルート」として使われる
- 地面付近だけでなく高所のチェックが必須
- 封鎖は必ずハクビシンを追い出した後に行う
- 素材はプラスチックより金属(パンチングメタル)が安心
ハクビシンの侵入経路は1箇所とは限らないので見つけた穴をひとつ塞いだだけでは再侵入される可能性があります。
家全体を点検して怪しい箇所をすべて封鎖することが根本的な解決につながりますよ。
自分での対処が難しい場合は専門の害獣駆除業者への相談も検討してみてください。
コメント