この記事を読めばアライグマがどんな食べ物を好んでいるのか、季節によってどう変わるのか、そして「エサを洗う」という謎の行動の正体まで、とめてわかります。
庭や畑にアライグマが出没して困っている方、あるいは単純に「アライグマって何を食べてるんだろう?」と気になった方、どちらの疑問にも答えられる内容になっていますのでぜひ最後まで読んでみてください。
アライグマの基本的な食性
アライグマは雑食性の動物で植物から動物まで本当になんでも食べます。
驚くほど幅広い食べ物リスト
実はアライグマの食べ物のリストを見ると思っている以上にバラエティが豊かです。
両生類、爬虫類、魚類、鳥類やその卵、小型哺乳類、昆虫類、甲殻類といった動物性のものから、果実、野菜、穀物などの植物性のものまで手当たり次第に食べる傾向があるんです。
特に印象的だったのは「腐敗した食べ物や有毒な植物は本能的に避ける」という話で、アライグマって案外賢いんだなと感じます。
ただ単純に何でも口にするわけじゃなくてカロリーと栄養素を計算しながら選んでいる、そんな知能の高さがあるみたいです。
高カロリー志向という意外な特徴
アライグマには「高カロリーなものを優先して選ぶ」という性質があってこれが被害の大きさにつながっています。
甘いお菓子類、砂糖、バター、チーズ、ナッツ、チョコレートなどを積極的に食べるのもこの高カロリー志向から来ているんですね。
ちなみに揚げパン、スナック菓子、ドーナツなどにも強く引き寄せられることが確認されていて、なんか人間みたいな食の好みだなと思ったりします。
特に好む食べ物
アライグマには「これが大好き」という定番の食べ物があります。
大きく分けると果物や野菜系と水辺の生き物の2パターンです。
果物や野菜、農作物の好物
甘みのある熟した果実へのこだわりはかなり強くて特にブドウやリンゴ、イチゴが代表的な好物として知られています。
スイカやメロンへの食害も頻繁に報告されていて、これは糖度が高く高カロリーという条件を満たしているためだと考えられます。
野菜ではトウモロコシが特に有名で農作物被害の大きな原因のひとつです。
それ以外にも、トマト、カボチャ、ナスなど旬の時期に一番おいしい状態のものを狙って食べに来るという食通ぶりも特徴的。
完熟していないものにはあまり手をつけない傾向があるので収穫のタイミングが近い農作物が特に狙われやすいんです。
水辺で捕まえる好物
ザリガニや小魚、エビ、カニなどの水辺の生き物もアライグマの大好物です。
水辺に頻繁に出没するのはこのためで前足の感覚を使って水中から獲物をすくい上げる動きがとても巧みなんです。
サワガニ、スジエビ、アメリカザリガニなども食べることが確認されています。
春先にはカエルやトカゲなどの小動物も多く食べます。
鳥の巣を狙って卵やヒナを捕食することもあって、なかなかハードな一面もあります。
季節ごとに変わる食べ物
アライグマは季節に合わせて食べるものをしっかり変えていてこれが生存能力の高さを物語っています。
春と夏の食べ物
春は、昆虫やカエル、ザリガニ、小動物などタンパク質が豊富なものを積極的に食べる季節です。
冬の間に体力が落ちているので春にしっかりタンパク質を補充するというわけですね。
夏になると食べ物の選択肢がぐっと広がって熟した果物やベリー類、夏野菜など、旬の農作物を食べる機会が増えます。
農家の方にとって夏が特に被害の多い時期になりやすいのはこのタイミングと一致しているからでしょう。
秋と冬の食べ物
秋は冬に向けてエネルギーを蓄える季節。果実や植物の種子、ドングリなど脂肪分やカロリーが高いものを重点的に食べるようになります。
体内に脂肪を蓄積することで餌が少ない冬を乗り越える準備をするわけです。
アライグマは冬眠はしませんが活動量を落として過ごすので、秋の食べ物の蓄積がそのまま冬の生存に直結します。
食料が不足する冬季には家畜飼料のデントコーンや米ぬかなどを求めて納屋や畜舎に侵入するケースもあって、農家さんにとっては年間を通じた脅威なんですよね。
都市部でのアライグマの食べ物
🦝都市部や住宅地に出没するアライグマは野生とはまたちょっと違う食べ物を手に入れています。
生ゴミとペットフード
住宅街のアライグマが最も頼りにしているのが人間が出す生ゴミです。ゴミ箱の蓋を自分で開けて食べ物を探し出す能力があって、けっこう賢いんだと驚かされます。
屋外に置いてあるペットフードも格好のターゲットで、一度その場所を覚えると繰り返し来るようになります。
都市部ではアライグマが定着しやすくゴミ管理が不十分な地域では急速に数が増える傾向がある、ということが各地で報告されています。
人間のお菓子や加工食品
ピーナッツバター、キャラメル菓子、ポップコーン、ドーナツなどのスナック類にも強く引き寄せられます。
甘い香りに敏感なのでこれらを使うとアライグマを引き寄せやすい。
逆にいうと、こういった食品の管理が被害対策の要になるわけです。
アライグマが苦手な食べ物
苦手なものについては、正直なところ「これが絶対に嫌い」とはっきり特定できるものはあまりないみたいです。
ただ、いくつかの傾向は確認されています。
完全に熟していない果実や野菜には手をつけない傾向があって、強い苦味や酸味のある食べ物も好まないとされています。
唐辛子やワサビ、マスタードなどの刺激物を避ける行動も観察されていますが効果には個体差があって、慣れてしまう個体もいるので過信は禁物かもしれません。
まとめ:アライグマの食べ物の特徴
- 雑食性で植物から動物まで幅広く食べる。果実、野菜、穀物のほか、昆虫、カエル、ザリガニ、小魚、鳥の卵なども食べる
- 特に甘くて熟した果実(ブドウ、リンゴ、イチゴなど)とトウモロコシが代表的な好物
- 高カロリー食品(チョコレート、ナッツ、チーズ、スナック菓子など)も強く好む
- 春はタンパク質を重視、秋はカロリーを重視と季節によって食べ物の優先順位を変える
- 都市部では生ゴミやペットフード、甘いお菓子類も食べる
- 「エサを洗う」のは飼育下だけの行動で、実際は触覚を鋭敏にするためと考えられている
- 苦手な食べ物は明確には特定されていないが、刺激物(唐辛子、ワサビなど)には忌避反応を示す場合がある
コメント