コウモリはペットにできる?飼育方法や種類、注意点を解説

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この記事を読めばコウモリをペットとして飼う方法や飼育できる種類、費用やリスクについてすべてわかります。

「コウモリってペットにできるの?」

と思って調べてみると、意外と情報が少なくて困った経験はありませんか?

実は条件さえ整えばコウモリはペットとして飼育できる動物なんです。

ただ、犬や猫とは全然違うハードルがあるのも事実で飼育前に知っておくべきことがかなり多い。

この記事では飼い方から法律の話、感染症リスクまで正直に書いています。

目次

コウモリはペットとして飼えるの?

ペット飼育を前提とした正規流通品に限って言えばコウモリは飼育可能な動物です。

ただ、「どのコウモリでも飼える」というわけではないのでまずその前提を整理しておきます。

飼えるコウモリと飼えないコウモリの違い

結論から言うとペットとして飼えるのは、正規ルートで販売されているコウモリのみです。

日本に生息するアブラコウモリなどの野生種は「鳥獣保護管理法」によって保護されていて、無許可での捕獲や飼育は違法になります。

傷ついたコウモリを保護したいという気持ちはわかるんですが、それでも個人が勝手に飼い続けることは法律上認められていないんですよね。

一方でエキゾチックアニマル専門店やブリーダーから購入した個体は問題なく飼育できます。

ペットとして人気の種類

オオコウモリ

日本でペットとして流通しているのは主にオオコウモリ(フルーツコウモリ)の仲間です。

代表的な種類は次のふたつ。

  • エジプシャンルーセットオオコウモリ
    北アフリカ・中東原産で穏やかな性格が特徴。国内CBの個体が流通中
  • デマレルーセットオオコウモリ
    パキスタンなど東南アジア原産で、こちらも国内繁殖の個体のみ

ちなみに昆虫食のコウモリ(マイコウモリなど)は数百匹単位で群れて暮らす習性があったり、エサの虫の管理が非常に大変なので、一般家庭での飼育はほぼ不可能だと思っておいたほうがいいでしょう。

購入前に知っておくべきこと

いざ飼うとなると費用面や入手ルートで思わぬハードルに当たることがあります。

値段と入手場所

コウモリ本体の価格はおおよそ10万円〜22万円ほどが相場です。

ピュアアニマルでは国内CB個体が税込22万円で販売されていることも確認されているほど、決して安い買い物ではありません。

現在は日本への輸入が禁止されているので流通している個体はすべて国内で繁殖されたもの(国内CB)に限られます。

そのため入手できる場所はエキゾチックアニマル専門店か、爬虫類・エキゾチック系のイベントに限定されていて、大手ペットショップで購入するのは現状難しいでしょう。

スクロールできます
アイテム費用目安
コウモリ本体10万〜22万円
ケージ2万〜3万円
ペット用ヒーター5,000〜7,000円
給水機2,000〜3,000円
止まり木・ロープ類1,000円〜

寿命が想像以上に長い

個人的に一番「え?」ってなったのが寿命の長さなんですが飼育下のオオコウモリは約20〜25年生きると言われています。

野生では8〜15年ほど、飼育下ではその1.5〜3倍ほど長生きするんですね。

世界記録では31歳5か月生きたコウモリもいます。

長期的なコミットメントが求められる動物だと覚悟しておいたほうがいいです。

飼育環境の整え方

飼い始めてから「思ってたより大変だった」とならないために、事前に飼育環境の詳細をしっかり確認しておきましょう。

ケージと室内環境

大型鳥類(オウムなど)用の縦に広いケージが推奨されています。

コウモリは天井からぶら下がって休む習性があるので、高さのある構造が必要なんです。

止まり木やロープなど、ぶら下がれる設備もセットで用意するのが基本です。

室内での放し飼いも検討している場合は障害物が少ない安全な空間を確保してあげることがポイントです。

温度や湿度の管理

熱帯出身のオオコウモリは寒さにかなり弱い。

温度は25〜30℃、湿度は60〜80%を目安に維持することが求められます。

特に冬場はヒーターが必須で最低でも20℃を下回らないよう管理しましょう。

季節別の管理目安は次のとおりです。

  • 夏(6〜8月)
    25〜30℃、湿度60〜80%。直射日光を避け、除湿器も活用
  • 秋(9〜11月)
    15〜25℃、湿度50〜70%。ヒーターや加湿器を準備
  • 冬(12〜2月)
    20〜25℃、湿度40〜60%。最低20℃をキープ

食事内容とエサ代

フルーツコウモリのエサは文字どおりフルーツが中心です。

りんご、バナナ、キウイ、みかんなどを角切りにして与えるのが一般的です。

ローリーネクター(動物用粉末ジュース)や無脂肪ヨーグルトを補助的に使うケースもあるようです。

栄養バランスが崩れると突然死するほど繊細な動物なので果物の種類を偏らせないよう意識することが大切ですよね。

実際、栄養管理の難しさを理由に「飼育は困難」と明言している専門サイトもあるくらいです。

なつき方と個性

「コウモリってなつくの?」と疑問に思っている方、多いと思います。

思った以上になつく可能性がある

オオコウモリはもともと大人しくて穏やかな性格をしていて信頼関係が築けると自ら飼い主の手にしがみついたり、体を摺り寄せてくるほど甘えることも。

最初は警戒されることがほとんどで、慣れるまでに時間がかかるのは覚悟しておいたほうがいいですが、慣れたときのなつきっぷりはなかなかのものらしいです。

飼い主を認識するようになると犬や猫のような感覚でコミュニケーションが取れる場面も出てくるみたいです。

運動と飛行の時間を確保する

コウモリは本来、毎日たくさん飛び回る動物です。

1日に数回はケージから出して、自由に飛ばせる時間を作るのが理想です。

放し飼いにする部屋はなるべく物が少ないほうがよく、フンをする可能性もあるのでカーペット等には注意が必要でしょう。

飼う前に知るべきリスクと注意点

コウモリのペット飼育であまり語られていないけど実は重要な部分をここにまとめます。

感染症リスクへの正直な話

これはきちんと把握しておいてほしいんですが、コウモリは狂犬病ウイルスやヒストプラズマ症、レプトスピラ症、ニパウイルスやエボラウイルスなど複数の感染症を媒介するリスクがある動物です。

特にコウモリに噛まれたり引っかかれたりした場合、狂犬病ウイルスなどが感染しうることが報告されています。

日本国内に流通しているペット個体は野生のコウモリとは別のルートで管理されているものの、触れる際は十分注意し、不用意に顔を近づけたり素手で長時間触ったりしないことが推奨されています。

厚生労働省検疫所も「コウモリに物理的に接触しないという条件下ならば感染リスクを最小化できる」としています。

フンの量と臭いの問題

個人的に「これ事前に知りたかった」と思う情報のひとつが、フンの量と臭いの強さです。

コウモリは排泄回数が多く、放置するとかなり強烈な臭いになります。ケージ内の掃除は毎日が基本です。

トイレのしつけはできないので飛び回らせる部屋にはそれなりの覚悟が必要です。

診てくれる動物病院が少ない

これも盲点になりやすいんですが、コウモリが病気になったとき、対応できる動物病院はかなり限られています。

エキゾチックアニマルを専門とするクリニックでなければ診察を断られるケースも多く、かかりつけ医を事前に探しておくことが必須です。

まとめ

  • コウモリはペットとして飼育可能。ただ正規販売個体のみが合法で野生捕獲は鳥獣保護法違反
  • ペットに向いているのはエジプシャンルーセットオオコウモリ・デマレルーセットオオコウモリなどのオオコウモリ
  • 本体価格は10万〜22万円が相場で、一般ペットショップでは入手困難
  • 飼育下での寿命は20〜25年と長く、長期的な責任が伴う
  • 温度(25〜30℃)と湿度(60〜80%)の管理、毎日の掃除、十分な飛行スペースが必須
  • 感染症リスクやフンの臭い、診てくれる病院の少なさなど、事前に想定しておくべきデメリットもしっかりある
  • 慣れれば飼い主に甘えるほどなつくこともあってユニークなペット体験ができる動物
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